父の目。

うさぎ

2010年03月23日 21:54



昨日の父は、目の具合がよろしくないこともあって、
テレビも見ず、新聞も読まず、ただただ目を閉じて、じっとしていました。
右目は真っ赤で、常に涙目になっていました。

痛みをこらえている姿は、そばで見ているだけでも、とても痛々しいものでした。

今にも視力を失うような弱気なことばかり言っては、落胆していました。

今日の朝一番で眼科のかかりつけ医へ行って、紹介状をもらってから、
関西労災病院へ行くように、父と話しあって、予定を決めました。

大きな病院が絶対!とは思いませんが、
前回もお世話になったお医者さんなので信頼しています。


でも・・・もし、入院や手術が必要になったらどうしよう?と
私も不安に思っていました。



今日は朝から雨が降っていました。

父は、この雨の中、かかりつけの眼科まで自転車で行って、紹介状をもらったら、
自転車を置きに一度戻ってきて、労災病院へはバスで行くと言っています。

目が見えにくいと言っているのに自転車に乗るのは危険です。
それに雨も降っています。

家の前からかかりつけ医まで、かかりつけ医から労災病院までタクシーで行って、
帰りはバスでも良いんじゃないの?と説得しても、聞いてくれません。

結局は、タクシー代は私が払ってあげるから・・・と言うことで、
聞き入れてもらえました。
(そういう問題か?笑)

午前中はクライアントの会社を訪問して決算の打ち合わせをしていました。

父の様子が気になりますが、
今日は、私からは電話しないでおこうと決めていました。
なにかあれば父の方からかけてくるはずですから。

お昼休み、お弁当箱を洗っていると、ヤマネコが
「携帯からアトムの曲が流れていますよ。」と教えてくれました。
鉄腕アトムは父からの着信を知らせる音です。

大急ぎでとりましたが、タッチの差で切れてしまいました。
すぐにかけ直すと、父が出ました。

労災病院で診察を受けて、今、帰ってきた・・・とのことでした。

どうだったの?と聞くと・・・。




「目薬のさしすぎ」って言われた・・・とのことでした。



・・・!!


・・・・・・!!


なんじゃ、そりゃ!
さんざん心配させといて、目薬のさしすぎって!?
あほくさ!!
もうっ!
タクシー代、返してよ!

・・・と言いたかったのですが、ここはぐっと我慢しました。

一番、不安だったのは父本人ですものね。

大きな病気じゃなくて、ホッとしました。


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