夏まつり。

先週の土曜日、勤務先で夏祭りを行いました。

子どもたちがスタッフ手作りの御神輿を担いで、祭囃子とともに勤務先の敷地内を練り歩きました。

バザーや露店もあって、とても楽しかったんですよ。

この御神輿のトラッキーもスタッフが紙粘土で作りました。
買ってきたみたいに見えるでしょ？
すごいでしょ？

バザーはスタッフが持ち寄った未使用のものを並べて売りました。
私が寄付したバザー商品は、どんなひとが買って下さったのでしょうね。

露店ではかき氷やたこせんが人気でした。

こうして、みんなで夏祭りを楽しんだわけですが・・・。

実は私、７人ものスタッフの退職手続書類を用意しています。
もう閉店ガラガラ～寸前の状態です(笑)


１月末に事業譲渡がありました。
いくつものＭ＆Ａを見てきましたが、病院のＭ＆Ａは初めてでした。

実質、２月から大きな医療グループに入ることとなりました。

業務部長なるひとが本部からやってきて、どんどん病院を変えていきました。

経理の大御所も本部からやってきて、お金関係の整理を片付けていきました。

今までが、かなり色の変わった病院だっただけに、バッサバッサと大鉈をふるって下さったおかげで、やっと普通の病院に少し近付けた・・・と言う印象がありました。

その頃、私が勤める部署にいた主任や、受付にいた課長がグループの別の病院へ応援へ行くことになりました。
大きなグループに入ると、こういうことがあるんだなぁと驚いているうちに、別病院へ応援に行った二人は退職してしまいました。
１人は２日応援に行っただけでした。
もう１人は１ヶ月も続きませんでした。

私たちの病院の仕事のしかたは生温いのだろうか？と考え始めたきっかけでした。

そうこうしているうちに、副看護部長が９月末での退職届を出し、続いて看護部長も１０月での退職届を出してきました。
二人とも、もう有休消化に入るため、出勤しないまま退職になります。

この二人を含めて７人の退職手続の書類が私の手元にあります。

もうすぐ給与規定も変わるのに・・・。
いろいろ良くなっていくのに・・・。
と思いますが、基本、引き留めることはしません。
膿み出しだと思っているので。

退職していくひとたちは、今までの経営で疲れ果ててしまったか、若しくは、清い水に住めない魚ではないでしょうか。


そんな冷ややかなことを考える私は・・・と言えば、本部採用のひとが使うドメインのメールアドレスを作ってもらいました。
今まで業務部長しか見られなかったグループのサイトを見ることができるようになりました。

以前ほどのパワーは、もうありませんが、経理のパートさんと愚痴を言いあったり、バカ話しをしたり、楽しく仕事しています。
「医局」とか「ドクター」なんて言葉にも少し慣れて、病院人事もできるようになってきました。

スタッフが減っていくなか、厳しい職場環境で頑張ってくれているスタッフのためにも、良い病院にしなければ！と思っています。
その気持ちだけが、今の私を支えてくれています。

去って行ったひとが、退職したことを後悔するほど、良い病院にしなければ！と、夏祭りで笑っているスタッフを見て思いました。